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完璧でない食事

完全肉食と言われる猫の食事に比べて、犬の食事内容は雑多です。
野菜を食べたがらない猫の場合、野菜から得るはずのビタミンは内臓から摂取する必要があります。犬の場合は雑食なので猫よりは、主タンパク源以外のものも食べさせることは難しくないと思います。ところで犬に、内臓や骨はどう与えるのがいいのでしょうか。

猫:
たんぱく質(肉類や魚類)9割
その他(野菜など)1割

犬:
たんぱく質(肉類や魚類)6割~7割
その他(野菜・果物・海藻類など)3割~4割

これが一般的な食事内容です。
犬の食事の場合、もっと完璧な食事内容は下記のようになります。

犬:
たんぱく質(肉類や魚類)5割~6割
内臓類(心臓・レバー・腎臓など)1割~2割
その他(野菜・果物・海藻類など)3割

たんぱく質の1割~2割程度に骨を混ぜれば、さらに完璧な食事になります。

しかし私は、こうした食事を作ることをお薦めしていません。これはバランスのとれすぎた食事なのです。敢えて、こうした完璧な食事を与えるとすれば、終焉末期の個体・または余命いくばくかの個体に対してです。

上記のようなバランスのとれた食事内容の説明をしたうえで、手作り食をされたい方にお薦めしている食事内容は下記の通り。

1日2食の場合
たんぱく質(肉類)7割~8割:1週間で10食
内臓(心臓・腎臓・レバーなど)7割~8割:1週間で4食
その他(野菜・果物・海藻類など)2割~3割:1週間で14食

これが基本となります。
例えば、体重20キロの成犬の場合、1日の食事量は
20キロ×3%=600g です。
600gの7割~8割は、420~480gですから、肉類・内臓類を1回の食事で210~240g、その他を60~90gとなります。210~240gの肉類のうちの10~20%を内臓類にすると、21~48gとなるのですが、傷みやすい内臓をこんなに少量、しかも毎食、そろえるのは大変です。ですから、筋肉を与える日と、内臓を与える日で分けてしまえばいいのです。1食を完璧に作るよりも1週間~10日間を1つのサイクルととらえて、そのサイクルの中でバランスがとれるようにするのです。

完璧でない食事は健康を害するのでは??
と、思われる方がほとんどでしょう。しかし、完璧な食事こそ、健康を害します。

身体はスーパーコンピューターのようによく出来ているのです。
みなさんから最も質問されることの1つに「骨はどれくらい与えたらいいの?」というのがあります。
骨は消化吸収されるとカルシウムは血液中に流れ込みます。血中カルシウム量が多すぎると、甲状腺からカルシトニンというホルモンが放出されます。このホルモンにより、過剰なカルシウムは排泄されます。骨を大量に与えると翌日、便が白っぽく硬くなるのはそのためです。
また血中カルシウム量が足りない場合、副甲状腺からパラソルモンというホルモンが放出されます。このホルモンの働きにより身体の骨からカルシウムを流出させて足りないカルシウムを補ったり、体内からのカルシウムの排泄を抑制したりします。骨から流失したカルシウムは、カルシウムが体内に入ってきた時にきちんと修復されます。
身体はこうした働きを自然に行っているのです。

でも、いつも完璧な食事を摂っている個体の場合、こうしたホルモンを産出する必要がありません。脳がこれらのホルモンを作る必要がない、と判断してしまうと、これらのホルモンはもう産出する能力そのものを失います。甲状腺のために使うはずだったエネルギーをもっとほかの部位に有効活用しようとするためです。
こうなってしまった犬が骨を食べた場合、過剰なカルシウムを排斥することも出来ませんし、災害時などで食事を得ることができない場合に骨からカルシウムを流出させて活動することも出来ません。

身体は常にストレスにさらされる必要があるのです。

単純に、体重20キロの犬の場合、1日に必要な骨の量は手羽元2本程度です。しかし、この骨から、ちゃんと、どれくらい、カルシウムを消化吸収できるかどうかは、その個体によるのです。また、本当にその個体がどの程度のカルシウムを必要としているかどうか、厳密には誰にも分かりません。その子のライフスタイル・年齢などによっても、必要量は変わってくるはずだからです。
だからこそ、完璧すぎない食事である必要があるのです。

骨を与えても便が通常便であったのなら、過剰ではない、ということです。
久しぶりに骨を与えたのに、白っぽくて乾いた固い便なら、過剰である、ということなのです。

内臓も同様です。
内臓を与える一番の理由は動物性のビタミンAの摂取のためです。低カロリーで高タンパクな内臓はシニア犬には適していて(シニア犬は眼の疾患が出やすいこともあり)、1週間で4食から8食まで増やしてもいいと言われています。
しかし、これも個体によってです。体重の推移、便の状態などを見ながら、自分の犬に合っているのはどの配分なのか、をよく見極めてくださいね。
全体食事量でさえ、単純に、体重×3%ではなく、アクティブドッグの場合なら4%で計算する必要があるかもしれません。
個体に合った食事、ということが何よりも大切です。


1食は完璧でないけれど、1週間~10日のサイクルではバランスがとれている。これが私がお薦めする手作り食です。
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