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犬や猫のための手作りごはん

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消化吸収のための「熱」

犬や猫の食事として 生食を励行する理由の1つは「酵素」です。また、人間に飼われる前のライフスタイルでは「生」の食事が当然でした。

でも 手作り食を作るなら 「生食」以外はダメ、ということではありません。

私は おととしの夏に愛犬レディを亡くしました。満16歳の誕生日にその子は逝ったのですが、重度の心疾患を患っていた彼女の晩年の3年間は 私にいろいろな意味で学習の機会をくれました。
レディの心疾患は「僧帽弁膜症」でした。心房と心室の間にある僧帽弁が上手く働かなくなるため、大動脈から送られてくる血液を心房で受け止めきれず、血液が逆流し 肺にたまるのです。肺の底部に溜まった血液の中の赤血球などの成分は 肺の毛細血管などから吸収されますが 血液中の組織液は吸収されないために肺の底にはいつも水が溜まってしまいます。そのため肺の容量が狭くなり、呼吸に影響が出るのです。

季節の変わり目は気温の変動が激しくて 自分の体温の調節がその変動についていけなかったり、気圧の変動の大きな初夏~秋にかけて 呼吸不全を起こして 4~5日間の緊急入院になることも度々ありました。
1年を通して 肘・膝から先は常に冷たく、下痢も頻繁でした。

「酵素」のことを考えれば「生」の食事を食べてほしかったのですが、「生」の食材を消化吸収するためには 身体の内に「熱」が必要です。自分に 消化吸収するだけの「熱」が足りないことが分かるのか、レディは生肉・生野菜を食べようとしなくなりました。
ただでさえやせ細っているのに 食べてくれないのでは体力がもたない。
少量の湯で茹でたり、フライパンで炙ったり、試行錯誤を続けながら、食材と調理法・便の状態と体重の推移を見守ったのです。

タンパク種では、温の食材は 羊・牛。中庸なのが 魚類・豚・鶏。冷の食材が 馬・鹿。
調理法では、「焼く」が温、「煮る」が中庸、「生」が冷、となります。

特に 消化吸収するために「熱」を必要とするのが「内臓類」で、心臓・肝臓・腎臓などは 完全に中まで火が通らないと決して食べませんでした。

加熱食では「酵素」の問題がクリアできませんが、調理後の食材に 市販の「消化酵素」をまぶしたり、大根おろしやキウィのすりおろしをまぜたりして 時間をおいたものを与えました。

IMG_3177_convert_20120310141457.jpg

2代目ダルメシアンのヒメちゃんも15歳半になり、食事の内容を考慮し始める必要があるかなぁ、という年齢になりました。活動量が減るに伴い 筋肉量が減ったし、便の状態はいいものの体重が少しずつ減り続けています。
現在14.8キロ。全盛期に21キロあったことを思えば 2/3に減ってしまったのです。
今までは 食事量こそ違えど 食事内容は綺羅や駿薫と同じで、1日1食。
でも 体重を増やす内容に変えた方がよさそうですね。

体重を増やす方法はいくつかあります。
・タンパク質の量を増やす。
・消化酵素を積極的に用いる。(食べる前に分解することで 吸収をよくする)
・食事の回数を増やす。(1日2食にして 消化器の仕事量を分散する)
・穀類を与える。(糖質となる穀類を食事内容に入れます)

日によって ヒメちゃんも内臓を生で食べたがらなくなる時が出てきました。ヒメの足先も 夏でも冷たいので、内臓類は加熱して与えた方がよさそうです。

高齢のヒメに 「タンパク質の量を増やす」という選択肢は よくないでしょう。消化器の負担が増してしまい、消化・吸収に影響しそうです。
今の段階で取り入れるとすれば、
・消化酵素を積極的にとりいれる。
ですね。

これを2~3週間続けて様子を見、あまり芳しくないなら、次に、
・食事の回数を増やす。
でしょうか。
1日2食に切り替え、体重と便の状態を観察。

次の段階としては、
・穀類を取り入れる。
朝の食事を穀類、夜の食事を今までと同じタンパク質食にします。
前の段階で 1回に食べるタンパク質の量を少なくしているので 1回に食べる肉量が多くて消化が困難なようなら 朝・夜はタンパク質食で、昼に穀類食を与えます。

※穀類を与える場合、タンパク質食と一緒に与えない方が消化器の負担は軽減します。可能であれば 穀類食はタンパク質食と分けてあげましょう。

こうした 食事への配慮のほかに、ヒメちゃんの「熱」に変化があるかも加味します。それによって タンパク質を加熱した方が良いかどうかを見極めます。

高齢犬でなくても 「生食」を上手く消化吸収できるだけの「熱」をもっていない個体もいます。体重や便の状態などを考慮しながら ご自分のパートナーに合った食事をみつけてあげてくださいね。
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この記事のコメント:

参考になります。
いつもありがとう。
2012-03-10 Sat 14:54 | URL | kuro #WV4V227M[ 内容変更] | top↑
>kuroさま

こちらこそ
いつも読んでいただいて ありがとうございます。
2012-03-12 Mon 09:18 | URL | Ayako Suganuma #-[ 内容変更] | top↑
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-04-01 Mon 19:06 | | #[ 内容変更] | top↑
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