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「絶食」と「乳酸菌」

今日、綺羅と仲のいいGちゃんママさんから
「1ヶ月以上も扁桃腺が腫れていて、一時的にでも症状が改善していることだし獣医師からは抗生物質を切りましょう、と言われたけど、未だ腫れている。炎症を抑えるために食事面でできることはない?」と相談されました。

炎症を抑える、ということで一番に思いつくのが、魚油です。
魚油に含まれるDHA/EPAは抗炎症作用が高いのです。サプリとして与えてもいいし、可能なら魚食を積極的に取り入れることでも有効です。

次に、主タンパク源を 赤身を避けて白身に切り替えること。
鶏の胸肉や、タラ・ナマズなどの白身魚などです。アジやイワシ、キビナゴなどは青み(赤身)魚ですが、牛や羊などの肉よりは抗炎症作用が期待できます。

野菜や果物では、ビタミンCを豊富に含むものを通常よりも多めに与えます。そして ナス科の植物の摂取を控えます。


他に 「絶食」と「乳酸菌を補う」ことをお薦めしました。
炎症症状の改善なのに、何故、「絶食」?「乳酸菌」?と思われるかもしれません。

実は消化管内の乳酸菌の量が 免疫に深く関わっています。
最近、テレビ番組でもヨーグルトを積極的に摂り入れることで 成人病の改善が見られたり、免疫が向上したり、ダイエットにも効果がある、などと取り上げられているようです。小腸内で酵素の働きにより、 タンパク質はアミノ酸、炭水化物はブドウ糖、などの栄養素の最終分子の形まで分解されますが、吸収に腸内細菌が大きく関与しています。小腸内壁の絨毛から吸収される栄養素は 腸内細菌の助けによって吸収されるのです。役目を果たした腸内細菌は便と共に排泄されます。つまり食事を消化吸収することで 乳酸菌は減るのです。

乳酸菌は生きているので、生息環境が適していれば増殖が期待できますが、適していなければ増殖しません。それどころか乳酸菌が減ると 悪玉菌が増えます。悪玉菌が増えると日和見菌は悪玉菌に傾くので、腸内細菌の7割以上が悪玉菌という状態になります。
腸という器官そのものが免疫に大きく関わる臓器なのですが、乳酸菌の量が少ないということは 腸の内部の状態がよくないという表れでもあるのです。下痢や軟便になりやすい個体のオーナー様は 要注意です。

乳酸菌のサプリメントや菌食を与えたり、乳酸菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖・果糖などを与えることも有効ですが、腸管に休息時間を与え、その間に乳酸菌の増殖を期待することも 免疫をあげることに繋がるのです。そのために「絶食」が有効手段の1つです。

以前に絶食でトピックにしましたが、「食べる」という行為は身体を疲弊させます。1日2回、口から食事が胃に入ってくると、消化器は 消化器の状態が良くても悪くても 自動的に消化しようと活動し始めます。手作り食ではたんぱく質がメインになるので、含まれる栄養素は たんぱく質と脂質です。胃内でドロドロの状態になるまでに、たんぱく質は6~8時間、脂質は10~12時間かかると言われています。順次、十二指腸に送りだされていきますが、やっと最後の脂質を送りだしたと思ったら、また次の食事内容が胃に入ってくる、という状態になります。

消化管そのものに休息をさせることで、栄養素の消化吸収の効率もあがります。また 乳酸菌の増殖も期待できます。

本来、睡眠時は 細胞のターンオーバー・傷ついた細胞のリペア・傷口の修復などが行われたり、メラトニンやラクトフェリンなどの重要なホルモンが下垂体から分泌されるものなのです。メラトニンはがん細胞を攻撃してくれる重要なホルモンです。しかし、睡眠時に消化管が活発に動いていると 睡眠の質が落ちてしまいます。そして 本来の仕事に使うべきエネルギーを「消化」という作業のために費やすことになってしまうのです。
また、食事を摂る度に腸管内の乳酸菌が減ってしまうのも事実です。

綺羅は2日で1食、という「絶食」サイクルで生活していますが、ほとんどの方はこのサイクルに驚かれます。また、「食べさせない」ということ自体に 拒絶感や罪悪感を感じる方もいるようです。
現在、健康で何の問題もないという個体でも 1週間に1食の絶食はした方がいいと思います。個体の食べる総量は変わりません。「絶食」を摂り入れることで 痩せてしまうこともありませんし、栄養不良になることもありません。

例えば、1日2回、1回200gの肉量を食べている個体の場合、
1週間で 200g×14回食=2800g を食べてますね。これを1食減らして13回食で食べるようにします。
     2800g÷13回食=215g になります。
1回に与える肉量を15gだけ増やして、1週間で1食はいつもと違う食事内容にするのです。菌食として 少しのヨーグルトと乳酸菌サプリ、またはスープなど。お腹がすいて眠れないんじゃ?などと思う方も多いでしょうが、その逆です。絶食を取り入れた日の睡眠の質は格段に上がり、深い眠りになります。
空腹時に胆汁を吐くことを懸念される方は、次の食事の時間を少し早めてあげることで問題は改善するでしょう。
例えば、朝食を抜くのであれば、夕食を夕方4時頃にしてみる、といった具合です。
「絶食」を取り入れる初めは、犬の様子を観察してあげられる日に行ってくださいね。
健康な個体の場合、1日1食~2日で1食の状態まで絶食を進めることが理想です。「絶食」を取り入れることで、散歩や運動などの時間についての配慮も楽になります。通常は食後3時間は活動を制限する必要がありますが、絶食を取り入れた日は 当然ですがいつでも活動可能となるのです。

7日間で1食の絶食がうまくいったら、4日で1食抜く、というように様子を見ながら絶食の頻度をあげ、最終的には1日1食まで減らすことが出来ると理想的です。
1回の食事量が増えることで注意したいことの1つにがあります。1回に食べる食事量が大幅に増えた場合、溶解をスムースにするために塩分が必要となるので、パラパラと塩をかけてあげてください。塩については後日、トピックにします。

※ドッグフードを与えているオーナー様の場合は 絶食を行っても1日1食までが限度です。フードに含まれるたんぱく質量が少ないため、2日で1食まで食事回数を減らすと低血糖を起こす可能性がありますので 1日1食までにしてください。

※1日1食まで食事回数を減らした場合は食後3~4時間、2日1食まで食事回数を減らした場合は16時間、は散歩や運動などの活動はしないようにしてください。一度に大量に胃内に食事内容が入ることで胃捻転の可能性が上がります。静かに過ごさせてあげてください。
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2015-07-14 Tue 15:58 | | #[ 内容変更] | top↑
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