犬ごはん 猫ごはん

犬や猫のための手作りごはん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

食糞

犬が食糞をしてしまう話を聞いたことはありませんか?
多頭飼いの場合には他の子の糞を、または自分が排泄した便を食べてしまう子もいます。
特にパピーに多い行動ではないでしょうか。

「トレーニング」の見地からは、退屈で糞を食べてみた→習慣化する、というようにも考えるようです。だから、排泄物は素早く片付ける必要がある、と。

実は、我が家の綺羅も1歳になる頃まで、自分の排泄物を食べていました。
仕事から帰宅するとトイレシーツに跡があるのにブツはない。下痢様の跡の場合でも ブツがなかったりすることもあり、どうしたものか困りました。
パイナップルやパインジュースを与えるといい、と聞いて試したこともありましたが、効果ナシ。
パインを用いること自体は間違っていなかったと思うのですが、何故、パインが効果があるか、を理解していなかったために用い方を誤ったのです。直接、パインやジュースを綺羅に与えるのではなく、与える前の肉類にまぶして時間をおいておけばよかったのでしょう。


栄養学の見地からは、食糞行動は「栄養素の再摂取」のために起こる、と考えます。

犬は元々、スカトロジー(食糞行動動物)です。
人間と共存するようになるまで、「狩り」をして捕食してきたように思われがちですが、食事を得る方法としては実際には「狩り」は効率が悪かったのでした。捕食対象は当然、逃げます。逃げる小動物を追う側もエネルギーを消耗します。得られる食量の割に 消耗するエネルギー量も多いのが「狩り」なのです。しかも追ったあげく、獲物を取り逃がすことさえあるのです。
他の肉食動物の排泄物のなかに残っている栄養素を取り入れることは、怪我や疲れのリスクもなく、便と共に排泄された腸内細菌を取り入れることもできることから、犬族の習性となりました。

普段、食糞行動がない犬でも、牧場などに行くと 馬や牛・羊の糞を食べる子もいます。この行動はとても理にかなっていて、糞を食べていると言うよりは、草食動物の便に大量に含まれている腸内細菌を食べているのです。

他の動物の排泄物を食べても問題ないように、犬の胃酸は強酸になり、便に付着している菌類を殺菌できるようになったのです。農家の人たちは、犬の便には何の栄養素も残っていないから堆肥としても使えない、と言ったそうです。


我が家の綺羅は 元々 消化器が弱く、軟便・下痢が頻繁でしたし、成長が遅くて小さな個体でした。消化・吸収能力が低いために便に未消化の栄養素が残っているから食糞する、という指摘を受けました。行動を改善するために、

・絶食(消化器を休ませる時間を作る)
・消化酵素を用いる(食べる前に 肉類を酵素で分解して消化しやすくする)
・腸内細菌を補う(腸管内での栄養素の吸収は腸内細菌の仕事なので、菌量を減らさない)
この3つを心がけました。

絶食と消化酵素については 以前のトピックで取り上げましたので参照してください。
絶食 
消化酵素


腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいます。
日和見菌とは、腸内環境が善玉菌に有利な時は善玉菌と同じような働きをし、悪玉菌に有利な時は悪玉菌と同じような働きをする菌です。日和見菌を味方につけるには、善玉菌が優位になるよう腸内環境を整える必要があります。これには絶食が有効です。
善玉菌とはいわゆる乳酸菌のことです。食物は 膵臓で作られる酵素で分解された後、小腸内で最終分子の状態まで分解されます。この分子の吸収に大きく影響するのが乳酸菌の量です。吸収の役割を果たした乳酸菌は便と共に排泄されます。菌ですから腸内環境が生息に適していれば増殖することも期待できますが、ストレスやオーバーワークなどから環境が乱れたりすると、善玉菌が減ります。善玉菌が減ると 悪玉菌が優位になり腸内バランスが崩れるのです。

そこで定期的に外部から乳酸菌サプリメントを補ってあげると、腸内バランスを善玉菌優位に保つことに一役かってくれます。
犬の腸内に生息する乳酸菌と人間の腸内に生息する乳酸菌は種類が違います。飼い犬の便を送ると、便中に残っている菌を培養して、その子の腸管に最も適したサプリメントを作ってくれるラボがあります。とても有益なのですが、依頼すると一生分くらいの量になりますし、高価なので、気軽にはお薦めできません。そこでこちらのラボで、犬の腸管内に生息する一般的な乳酸菌を培養してサプリメント化した商品があります。
IMG_1975_convert_20111223224211.jpg

内臓類を与えたりして軟便になった時や、ちょっとしたストレスなどで下痢気味になった時なども、普段よりも多めにこのサプリメントを与えると、便の状態がよくなることが多いです。

綺羅には当初、このサプリを1日2回、1回に1包を毎日与えていました。絶食を取り入れたこともあって、2ヶ月ほどで食糞行動はなくなりました。
その後も、朝の菌食の時にこのサプリを与えています。通常時は1日1回、1回半包です。

ちなみに我が家の駿薫は 消化器が非常に強く、今までに下痢をしたことはほとんどありません。やはり こうした子は食糞行動がみられません。ヒメも消化器が強い個体で、食糞したことはありません。ですが、駿薫が綺羅の便を食べようとすることはあるのです。精神的にもデリケートな綺羅は腸内バランスを崩しやすいため、消化吸収力が一時的に落ちると、未消化の栄養素が便と共に排泄されてしまう、ということなのでしょうね。




スポンサーサイト

別窓 | サプリメント | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<フードはダメなの? | 犬ごはん 猫ごはん | 下痢の時には・・・>>

この記事のコメント:

∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック:

∧top | under∨
| 犬ごはん 猫ごはん |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。