犬ごはん 猫ごはん

犬や猫のための手作りごはん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

豚肉

注文していた豚肉類が 今日届いた。

我が家には大型犬が3頭いるため、食費がかかります。犬1頭あたりの食費は1日に500円を想定しています。
もちろん 有機素材を使えばこの価格では納まりません。納得のいく素材をパートナーに与えようとすれば エンゲル係数が上がるのは当然で、この点で「金銭的に無理」という理由から 手作り食を諦めていただきたくないのが私の流儀なのです。

私自身の体験なのだけど、ある講師の「手作り食セミナー」に参加した際に、とても不愉快な経験をしました。
その講師は超大型犬種を2頭飼っていて、生食パテで有名な某メーカーのものを与えている、というのでした。私もそのブランドを購入した経験があるのですが、そのパテを我が家の犬達に与えると月10万円を超す経費がかかることになります。「経済的に負担なので、手作りすることで何とか食事の質を維持するために学習したい」と言ったら、「私は毎月10万以上かかっても 安全と思われるこのパテを与えているし、そうしたことを保障できないのであれば 犬を飼う資格がない」というニュアンスのことを言われたのでした。
健康状態に何らかの問題が出たり、犬のQOLを維持したいと思ってセミナーに参加している受講者に対して、「金銭面で余裕がないなら犬を飼うな」とは 呆れた理屈ではないでしょうか。
それでは パートナーに食事面での質を維持することができるのは 一部の裕福な人々だけ、ということになってしまいますね。

もちろん 金銭的に余裕があるならオーガニック素材の肉・野菜類を与えればいいでしょう。
でも、私が目指す「手作り食の薦め」はそうしたスタンスではないのです。ドッグフードに含まれている原材料は表記されていても、その原材料1つ1つの質は把握できないし、添加物や保存料も含まれています。また 犬猫の食性には合っていない穀類(炭水化物)が多く含まれているものがほとんどで、そうした食事を食べ続けることで健康に問題が出ていることも事実です。
一般的な家庭で家族に食事を作るように、パートナーにも食事を作りましょう、というスタンスでお薦めしているし、理解していただきたいのです。


話を豚肉に戻します。
1頭あたりの食費を1日500円にするために、鶏・牛・豚肉は業販用の肉を購入しています。業販用だと 1単位が大きく、小分けのパックになっていないので 届いた日は小分け作業が大変です。

IMG_2002_convert_20120325011934.jpg
豚の肩ロース40キロ分。1本あたり大体5キロくらい。これを1.5~2キロくらいの塊にカットして袋詰めにし、冷凍します。

IMG_2000_convert_20120325012307.jpg
豚の心臓10キロ分。50~60個くらい心臓が入ってます。こうした部位を目の当たりにすると、自分も含めて愛犬達も こうした命達に「生かされている」ことを実感します。誰かの命をもらって 生きているのです。感謝します。

IMG_1997_convert_20120325012737.jpg
豚耳10キロ分。
IMG_2001_convert_20120325012940.jpg
豚のあばら軟骨10キロ分。
今回の注文は 綺羅の肢の関節のことを考え、コラーゲンやグルコサミンを多く含む 軟骨や皮を多く注文しました。

以前はよく「豚肉にはムシがいるから 生では食べちゃいけない」と言われたものですが、現在の衛生基準ではムシがいるような豚肉は売られていません。また 寄生虫は冷凍すると死滅するので、心配な方は 豚肉を購入後に24時間以上冷凍すれば問題ありません。
ところで、豚肉はビタミンB群が豊富だし 疲労回復にはとてもよい食材なのですが、恒常的に与えられるタンパク源の中では 一番消化しにくい素材なのです。
そこで、与える前に一手間かけた方がよいのです。豚肉を薄く切って表面積を大きくし、消化酵素を多く含む果物類(パパイヤ・パイン・キウィなど)や野菜(大根おろしなど)をすりおろしてまぶしたり、味噌や麹・ヨーグルトなどを混ぜて、4~6時間ほど常温でおきます。その間に 酵素や乳酸菌が豚肉のタンパク質の分解をしてくれるので、消化がスムースになります。味噌や麹・ヨーグルトなどの乳酸菌類を用いる場合は、冷蔵庫にいれておくと乳酸菌の活動が停止してしまうので、室温におきましょう。
IMG_2005_convert_20120325014458.jpg
ヨーグルトを混ぜ合わせた状態です。このまま5時間ほど室内に置き、その後に与えます。


スポンサーサイト
別窓 | 食材 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

アレルギー症状の時は・・・

アレルギー症状が出ている個体への対処法としては ステロイドの使用を獣医師から薦められることでしょう。
主な症状としては 下痢、皮膚疾患、脱毛などでしょうか。病療食のフードも併せて薦められることでしょう。

ところで、仔犬に離乳食を与える場合、単一タンパク質を与えることから始めます。
例えば 牛肉の赤身(脂肪を除く)を小さく切って与えるのですが、野菜は与えません。最初は肉のみ。これを10日ほど続け、牛肉は食べ物なのだ、ということを犬の脳に理解させます。嘔吐や下痢などの症状が出ないようなら、4日目くらいに野菜を1種類だけ加えます。消化しやすく栄養価も高い新芽類(もやし、ブロッコリースプラウトなど)が適しています。犬の様子や 便の具合をよく観察しながら 人参やカボチャなどの野菜類を1種類ずつ増やしますが、最大でも野菜は3種までです。
牛肉が10日間続いたら、次のタンパク質のサイクルに移ります。鶏肉や羊肉、魚類などの他のタンパク質を同様に10日間続けるのです。こうしてタンパク質の種類が変わっても、与える野菜の種類は牛肉の時に与えていた野菜と同じもののみを与えます。
仔犬期の食事は 食材を食材として認識する重要な時期です。この時期に 牛肉と鶏肉を合わせて同時に与えたりすると 後にアレルギーになる可能性が高まってしまいます。

アレルギー症状が出始めてしまった個体への食事に 病療食用のフードはお薦めできません。アレルギー反応のでないように 今までに食べたことがない原材料が主原料になるフードを食べても、いずれまたその原材料がアレルゲンとなり、違うタンパク源の原材料フードを探し続けるようになってしまうからです。
1種類のみのタンパク質をずっと与え続けても いつかそのタンパク源がアレルゲンとなります。

明らかなアレルゲンとなっているタンパク源は除き、仔犬期の食事のように1種のタンパク源を7~10日間続けることから始めます。アレルギーを起こす一番の理由は 脳がそれを食べモノと認識していないことが原因なのです。アレルゲンテストも参考にはなりますが、病療食フードに含まれる様々な原材料のどれに反応してアレルギー症状が出るか特定できないので、自宅でタンパク源・野菜類ともに1種ずつ与えて反応を観察することが賢明です。

骨や内臓類は当面の間、与えません。
例えば、牛・魚・鶏・羊の4種のタンパク質を それぞれ10日間ずつ与えるとすると、4種で40日間で1サイクルとなります。これを2サイクル繰り返してみて 犬にアレルギー症状が出るかどうかを見極めます。問題がないようなら 骨や内臓を与え始めます。

与える野菜の種類を制限するし 2ヶ月以上経ってから内臓を与え始めるため、ビタミン不足が気になるかもしれません。ドライハーブを粉挽きしたものを用いると便利です。ドライハーブは含有ビタミン量が多いため、少量でもビタミン類の補給ができます。

別窓 | 疾患別の対応法 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

消化吸収のための「熱」

犬や猫の食事として 生食を励行する理由の1つは「酵素」です。また、人間に飼われる前のライフスタイルでは「生」の食事が当然でした。

でも 手作り食を作るなら 「生食」以外はダメ、ということではありません。

私は おととしの夏に愛犬レディを亡くしました。満16歳の誕生日にその子は逝ったのですが、重度の心疾患を患っていた彼女の晩年の3年間は 私にいろいろな意味で学習の機会をくれました。
レディの心疾患は「僧帽弁膜症」でした。心房と心室の間にある僧帽弁が上手く働かなくなるため、大動脈から送られてくる血液を心房で受け止めきれず、血液が逆流し 肺にたまるのです。肺の底部に溜まった血液の中の赤血球などの成分は 肺の毛細血管などから吸収されますが 血液中の組織液は吸収されないために肺の底にはいつも水が溜まってしまいます。そのため肺の容量が狭くなり、呼吸に影響が出るのです。

季節の変わり目は気温の変動が激しくて 自分の体温の調節がその変動についていけなかったり、気圧の変動の大きな初夏~秋にかけて 呼吸不全を起こして 4~5日間の緊急入院になることも度々ありました。
1年を通して 肘・膝から先は常に冷たく、下痢も頻繁でした。

「酵素」のことを考えれば「生」の食事を食べてほしかったのですが、「生」の食材を消化吸収するためには 身体の内に「熱」が必要です。自分に 消化吸収するだけの「熱」が足りないことが分かるのか、レディは生肉・生野菜を食べようとしなくなりました。
ただでさえやせ細っているのに 食べてくれないのでは体力がもたない。
少量の湯で茹でたり、フライパンで炙ったり、試行錯誤を続けながら、食材と調理法・便の状態と体重の推移を見守ったのです。

タンパク種では、温の食材は 羊・牛。中庸なのが 魚類・豚・鶏。冷の食材が 馬・鹿。
調理法では、「焼く」が温、「煮る」が中庸、「生」が冷、となります。

特に 消化吸収するために「熱」を必要とするのが「内臓類」で、心臓・肝臓・腎臓などは 完全に中まで火が通らないと決して食べませんでした。

加熱食では「酵素」の問題がクリアできませんが、調理後の食材に 市販の「消化酵素」をまぶしたり、大根おろしやキウィのすりおろしをまぜたりして 時間をおいたものを与えました。

IMG_3177_convert_20120310141457.jpg

2代目ダルメシアンのヒメちゃんも15歳半になり、食事の内容を考慮し始める必要があるかなぁ、という年齢になりました。活動量が減るに伴い 筋肉量が減ったし、便の状態はいいものの体重が少しずつ減り続けています。
現在14.8キロ。全盛期に21キロあったことを思えば 2/3に減ってしまったのです。
今までは 食事量こそ違えど 食事内容は綺羅や駿薫と同じで、1日1食。
でも 体重を増やす内容に変えた方がよさそうですね。

体重を増やす方法はいくつかあります。
・タンパク質の量を増やす。
・消化酵素を積極的に用いる。(食べる前に分解することで 吸収をよくする)
・食事の回数を増やす。(1日2食にして 消化器の仕事量を分散する)
・穀類を与える。(糖質となる穀類を食事内容に入れます)

日によって ヒメちゃんも内臓を生で食べたがらなくなる時が出てきました。ヒメの足先も 夏でも冷たいので、内臓類は加熱して与えた方がよさそうです。

高齢のヒメに 「タンパク質の量を増やす」という選択肢は よくないでしょう。消化器の負担が増してしまい、消化・吸収に影響しそうです。
今の段階で取り入れるとすれば、
・消化酵素を積極的にとりいれる。
ですね。

これを2~3週間続けて様子を見、あまり芳しくないなら、次に、
・食事の回数を増やす。
でしょうか。
1日2食に切り替え、体重と便の状態を観察。

次の段階としては、
・穀類を取り入れる。
朝の食事を穀類、夜の食事を今までと同じタンパク質食にします。
前の段階で 1回に食べるタンパク質の量を少なくしているので 1回に食べる肉量が多くて消化が困難なようなら 朝・夜はタンパク質食で、昼に穀類食を与えます。

※穀類を与える場合、タンパク質食と一緒に与えない方が消化器の負担は軽減します。可能であれば 穀類食はタンパク質食と分けてあげましょう。

こうした 食事への配慮のほかに、ヒメちゃんの「熱」に変化があるかも加味します。それによって タンパク質を加熱した方が良いかどうかを見極めます。

高齢犬でなくても 「生食」を上手く消化吸収できるだけの「熱」をもっていない個体もいます。体重や便の状態などを考慮しながら ご自分のパートナーに合った食事をみつけてあげてくださいね。

別窓 | 食事 | コメント:3 | トラックバック:0
∧top | under∨
| 犬ごはん 猫ごはん |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。