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犬や猫のための手作りごはん

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生卵デトックス

普通の生活を送っていても 望ましくない物質は体内に取り込まれています。
例えば、排気ガス・煙草の煙・野菜に付着してる農薬・フードなどに含まれている保存料、などなど。数え上げたらキリがないし、そうしたことを1つ1つ気にしていたら都会では生活できません。

ヒトの毛髪の一部や 犬・猫の被毛の一部を送ると 毛の内部に蓄積している有害物質を検出してデータを調べてくれるラボがあります。ら・べるびぃ予防医学研究所。20種の必須ミネラルの含有状態と カドミウムや水銀などの有害ミネラルの含有状態を調べることができます。

これらの有害物質は基本的には肝臓に蓄積されているのですが、肝臓のふるいを通りぬけてしまったものは細胞に少しずつ蓄積されるため、毛髪検査で検出されるのです。
話は変わりますが、薬物の被疑者の尿検査で成分が検出されない場合でも、毛髪検査だとどれくらいの時期に薬物を使用していたかが分かってしまうのと同じ理屈です。

数年おきに 綺羅やヒメ、また自分の毛髪を送って調べていますが、カドミウム・水銀・鉛・ヒ素・アルミニウムなどの有害ミネラルが必ず検出されてしまいます。そのため、生卵によるデトックスを時々しています。生卵の黄身が持つ硫黄成分には 水銀と鉛を吸着する性質があります。

肝臓に水銀や鉛が溜まっていると、真っ黒のべったりとしたタール状の便が排泄されます。臭いも非常に臭いです。1週間ほどおいて 再び卵デトックスを行ってみて 便の状態に変化があるかどうかを観察します。

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通常は 肉や魚を与える食事の内容を生卵に置き換えるだけです。綺羅で4つ、ヒメと駿薫は3つずつ。
卵食は綺羅でも 1日1回食量での計算です。

※卵白に含まれるアビジンという成分が、卵黄に含まれるビオチンという成分の吸収阻害をするため 生卵を与えるとビオチン欠乏になると言われてきましたが、その心配はありません。腸管内の微生物に寄ってもビオチンは精製されているので、欠乏はまず起こりません。ただし、抗生物質を服用している際は、腸内細菌自体も死んでしまうため、ビオチン欠乏になる可能性が高まります。気になる方は 白身のみは加熱するといいでしょう。
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塩分について

手作り食の場合に 気を付けたいことの一つに「塩分摂取」があります。
人間の現代病では塩分の摂取を控えることが 健康維持に重要といわれています。しかし 手作り食の場合は「塩分が足りない状態」になりがちです。

話はとびますが、現在の海の塩分濃度は約3%ですが、太古の海の塩分濃度は0.9%程度だったといわれています。海水の減少が 塩分濃度の高まった理由です。
最初の生命体は単細胞で、ちょうど海に1枚の液体の入ったビニール袋があるような状態でした。ビニールの内側の液体の主成分はカリウムで、外側はナトリウム。ビニール袋が細胞膜、といった具合です。進化して陸にあがる際に、ビニールの周りの海水ごと包み込んで1つの生物となりました。やがて多細胞生物が誕生しますが、大きなビニール袋の中に、小さなビニールと海水が入っているような状態です。大きなビニールはヒトの場合は皮膚に相当し、海水は細胞外液、小さなビニールは細胞膜、その中が細胞内液です。多細胞生物が進化すると、細胞間で栄養や老廃物を運ぶために細胞外液の一部を循環させ始めましたが、それが血液です。ですから血液は 太古の海の塩分濃度と同じなのです。

ところで、運動した後や 夏の暑い時期などに犬達は大量に水を飲みますが、この水は細胞には届いていないことをご存知でしょうか?水は口から入り、消化管を通って排泄されるだけです。身体の内部から冷やす、という意味では有効ですが、細胞の渇きは癒されません。大量の水分摂取により胃液が薄まって消化不良を起こしたり、腸管内の浸透圧に影響を及ぼして下痢を引き起こしたりすることもあります。
肉のゆで汁やヤギミルクなどは真水よりは 吸収されやすいのですが、水分補給に一番適しているのは0.9%濃度の塩水です。

ヒト用のスポーツドリンクなどに ナトリウム(塩分)が含有されているのは誰もがご存じでしょう。理由は同じ。吸収されやすいためです。

話を手作り食に戻します。
手作り食では 意識的に塩分を添加しないと、塩分が足りない状態になってしまいます。脱水も起こしやすくなりますし、消化にも問題が出ます。
特に、タンパク質や骨類が未消化のまま排泄されてしまう個体の場合、塩分が足りていない可能性が高いです。胃酸は塩分が加わることで強酸になります。骨を与える日の食事には塩をパラパラと振りかけてあげてください。

与える塩は必ず天然塩にしましょう。海産でも山産でもかまいません。

我が家では 菌食の際に ぬか漬けや味噌を与えていることもあり、特に食事に塩をかけることはありません。正直なところ、それで塩分が足りているのかいないのか判断がつきかねます。それで、塩の塊を床にいつも置いてあります。時々、舐めている姿が見られるので、足りていない時は自主的に摂取しているのでしょう(笑)

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手前の小さな塊は咥えて遊んでしまうので、奥の大きな塊を購入しました。3キロほどの大きさで馬食用です。馬はこの塩塊を舐めて 自分で塩分を摂取するのです。3キロの塊はちょっとお高めでしたが、おそらく3世代に渡っても舐めつくすことはないでしょうから(笑)、お買い得?
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眼のためのホームケア

ヒメちゃんの右目の緑内障、残念なことに点眼薬のキサラタンが効かなくなった。今後はザラカムという点眼薬に変わった。キサラタンの成分にβ―ブロッカーが添加された薬だ。いずれ この点眼薬も眼圧を下げることに効果がなくなるかもしれない。その場合は 眼球摘出術に踏み切るしかなくなる。

綺羅りんの瞳にできたホクロ様の虹彩嚢胞(こうさいのうほう)も、将来的には悪性のブドウ膜炎か緑内障を発症させやすい個体である表れ、との診断を受けた。今後は白眼部の充血に注意をはらう必要がある。

そして、駿薫もボーダーコリーという犬種である以上、他の犬種よりも緑内障発症の可能性が高い。

3頭とも、家庭で出来るアイケアを取り入れる必要を痛感。
で、今後、継続的に取り入れるサプリやホームケアをご紹介します。現在、眼に何の支障もないワンちゃんも 今から同様のケアを取り入れても プラスになることはあってもマイナスに作用することはありませんので、参考にしてみてください。

~~ハーブによるケア~~
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ビルベリーのチンキ剤

チンキ剤というのは、大量のハーブをアルコールなどの溶剤に長期間漬け込み 有効成分を抽出したものです。抽出したい成分によって 溶剤の種類は変わってきます。ですから ドライハーブを食べたり、ハーブティーを飲むよりも、高濃度の有効成分を取り入れることができるのです。

ベリー類は総じて 抗酸化作用が高く、眼にも有益です。これは ヒメちゃん用のチンキ剤です。

※ちなみにフレッシュハーブよりもドライハーブの方が含有成分の効果は期待できます。フレッシュハーブでドライと同じ効果を望む場合は、3~10倍量が必要となります。


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数種類のハーブをブレンドして ミルサーで粉挽きしたものです。

<眼のケア>
アイブライト
カレンデュラ
ビルベリー

<抗酸化作用>
ローズヒップ
ハイビスカス

<肝臓ケア>
ダンデライオンルート
クリバーズ

<腎臓ケア>
ネトル

<体循環サポート>
ホーソン
ジンジャー

葉もの1に対して、根や実は3の割合になっています。


~~食事サポート~~

食事で与えるタンパク源としては、アスタキサンチンを多く含む食材(真鯛・カニ・イクラ・海老・鮭などの加熱すると赤く変色する色素成分をもっているタンパク質)を時々 取り入れるつもりですが、大型犬3頭に食べさせる食材としては少々、お値段が高いのが悩みどころです(笑)
タンパク源としては頻繁に与えるのは難しいので、朝の菌食の時に「ふりかけ」のようにして与えられるものを作ってみました。
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毎日小さじ1~2杯ずつ与えるつもりです。

ふりかけの内容は下記の写真の通り。
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桜エビ(乾燥)・・・アスタキサンチン含有
ゴマ・・・セサミンなどの抗酸化作用
きなこ・・・アントシアニン含有、ミネラル補給
海藻(乾燥)・・・抗酸化作用、ミネラル補給、キレート作用、
鰹節・・・風味づけ(笑)


~~サプリメント~~
DHA/EPAなどの魚油も効果があるとの 獣医師からの薦めでした。
他にアスタキサンチン含有のサプリ。アスタキサンチンは抗酸化作用の高い成分の1種ですが、細胞のバリアを抜けることが出来るため、直接眼の細胞内に届くのだそうです。食材でアスタキサンチンを供給するのは難しそうなので、サプリメントも注文。明日かあさってには着くでしょう。

他に抗酸化作用が特異的に高い、というリスベラトロールという成分のことを つい先日の栄養学師匠の本村先生のセミナーで聞いたばかり。その成分を含有しているベリー類を使ったサプリを見つけたので 早速 購入。
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リンゴンベリーエキスを含有したサプリ


私が 犬達に与えるサプリ類は すべてヒト食用のものです。犬用として売られているサプリメントや補助食品は、「乳酸菌daワン」のみです。
ヒト食用に販売されている製品の方が安心ですし、成分内容と価格の適正さにおいて信頼できます。単純に体重比率で計算するばいいと考えます。大人1日1錠とあるようなサプリの場合、体重(50~70キロ)をさすと考え、体重3キロの小型犬なら、10日で半錠、または20日で1錠、というように考えればいいでしょう。




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「絶食」と「乳酸菌」について ~補足~

昨日のトピックで質問をいただいたので 他の方も同じように感じるかもしれないと考え、補足記事にしました。「絶食」と「乳酸菌」


1週間に1食の「絶食」は、どれくらいの年齢から行っていいのか
という質問でしたが、その子による、というのが妥当な回答でしょう。

14回分の食事量を13回で摂取すること自体は、消化器にとって大した負担ではないので おそらくどの個体でもスムースに行えると思います。
その個体の、発育状態・被毛の艶・持病の有無などを考えつつ、絶食を取り入れる予定日間近の 食欲・便の状態などから 判断します。

獣医師が提唱する食事量・食事回数は目安となるものです。生後1年近くまでは1日2~4食などと言われますね。
でも、我が家の駿薫が現在生後8カ月ですが、1日1食です。生後2カ月で引き取った時から 生後5カ月までは1日2食でした。生後半年以降は1日1食。理由はブリーダー宅にいた頃から1日2食でしたし、消化器が非常に強く 下痢を1度もしたことがなかったことが一番の要因です。駿薫の便臭はほとんどありません。腸管内の乳酸菌バランスのよい個体の便は あまり臭わないのです。こうした理由から 幼犬でも1日1食に切り替えることに不安はなかったのです。
ちなみに幼犬の食事量の計算方法は 現行体重×6%=全体量 全体量×70%=たんぱく質量 となります。
駿薫の父犬は20キロくらい、母犬が14キロくらいなので、14~20キロの間くらいになることが予想できます。生後7ヶ月で12キロになったので、今後の成長は緩やかになることを見越し、4.5%に計算術を切り替えました。どこまで成長するか見守りつつ、太り始めたら一般成犬の計算式である3%の計算術に移行します。この食事量についても、その子の成長具合・体重の推移によって いつ計算式を変えるのかが違ってきます。その個体によるのです。

我が家の綺羅は非常に消化器の弱い個体でした。下痢・軟便はほとんど毎日。食べる量と同じくらいに 大量の便をしましたし、食糞行動もありました。それでも「絶食」に踏み切れたのは、消化管が弱いこと以外には 身体的な問題を抱えていなかったからです。
「2日で1食」形式を取り入れてから2~3週間は それまでの下痢にもまして 酷い下痢でした。消化器が弱いのに 今まで体験したことがないほどの大量の食事が消化器内に入ってきたのですから、消化器にしてみればオーバーワークそのものだったでしょう(笑)しかし日が経つにつれ大量の食事を何とか消化することに慣れ、何よりも消化管が休息できる時間がたっぷり36時間ある、ということが 綺羅の消化管にとっては救いだったのでしょう。
ちょっとした物音にも目を覚ましていた彼が、夜間に深い睡眠をとれるようになったのもこの頃からです。睡眠の質の向上は、綺羅の骨格や筋肉を劇的に変えました。痩せっぽっちで小さなラブラドールだった綺羅は 今はもういません。がっちりとした筋肉質の身体で 体重も20~21キロを保っています。

膵酵素不全などの重篤な疾患をもっている個体でない限り、1週間に1食減らす程度の絶食は どの個体でも問題ないでしょう。ただ、1日1食まで食事回数を減らす場合には オーナー様から見て「健康」と判断できない場合は 段階を設けて絶食を進める方がいいでしょう。また その段階も2ヶ月で1段階という風に 長いスパンで進めていきましょう。
例えば 1週間で13回食を2ヶ月続けて 様子を見、問題がないようなら、1週間で12回食にする、といったように。

方法は知っていただきつつ、オーナー様がご自分のパートナーをよく観察されて どのペースで「絶食」を取り入れられるか検討されることが大事だと思います。私自身は 順調に発育しているのであれば仔犬であっても生後半年から 1週で13回食を取り入れても問題ないと思いますが、不安に思われる方は取り入れない方がいいでしょう。納得できる月齢・年齢になってから始めても いいのですから。


また、ケフィアヨーグルトを与えているのだけれど 乳酸菌サプリも与えた方がいいのか?
という質問もいただきました。
与えた方がいい、というのが回答です。

市販されているヨーグルトも 手作りのヨーグルトも そのヨーグルトが持つ菌の種類はそれぞれ違います。ブルガリクス・ガセり・ラクティス・・・などなどたくさんの種類があります。一口に乳酸菌といっても100種類以上もの菌がいて、人間の腸管内で生息に適している菌はそのうちの15種ほどです。
また、その個体によって生息している菌が違うのも事実です。整腸剤で有名なビオフェルミンは 一般的に人間の腸管内で生息している代表的な3種の菌で作られていますが、必ずしもどの人もこの整腸剤がもつ菌が合っているというわけではないわけです。合わない菌は経口しても腸管内に定着しません。しかし 自分の腸管にどの乳酸菌が合っているのか分かりませんね。ですから 様々な菌食や乳酸菌サプリを積極的に取り入れる方がいいのです。


犬や猫の腸管内に生息している乳酸菌についても 同様のことが言えます。ヒトに合っている乳酸菌と犬・猫に合っている乳酸菌はそれぞれ違います。ヒト用の乳酸菌サプリは犬の腸管内では定着しないでしょうが、既に生息している乳酸菌のエサになってくれるのです。ですから負担のない範囲でいいので、与える菌類は1種のみではなく サプリメントも与えましょう。菌株が違うヨーグルトを少量ずつ与えるのも非常に有益だと思います。





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「絶食」と「乳酸菌」

今日、綺羅と仲のいいGちゃんママさんから
「1ヶ月以上も扁桃腺が腫れていて、一時的にでも症状が改善していることだし獣医師からは抗生物質を切りましょう、と言われたけど、未だ腫れている。炎症を抑えるために食事面でできることはない?」と相談されました。

炎症を抑える、ということで一番に思いつくのが、魚油です。
魚油に含まれるDHA/EPAは抗炎症作用が高いのです。サプリとして与えてもいいし、可能なら魚食を積極的に取り入れることでも有効です。

次に、主タンパク源を 赤身を避けて白身に切り替えること。
鶏の胸肉や、タラ・ナマズなどの白身魚などです。アジやイワシ、キビナゴなどは青み(赤身)魚ですが、牛や羊などの肉よりは抗炎症作用が期待できます。

野菜や果物では、ビタミンCを豊富に含むものを通常よりも多めに与えます。そして ナス科の植物の摂取を控えます。


他に 「絶食」と「乳酸菌を補う」ことをお薦めしました。
炎症症状の改善なのに、何故、「絶食」?「乳酸菌」?と思われるかもしれません。

実は消化管内の乳酸菌の量が 免疫に深く関わっています。
最近、テレビ番組でもヨーグルトを積極的に摂り入れることで 成人病の改善が見られたり、免疫が向上したり、ダイエットにも効果がある、などと取り上げられているようです。小腸内で酵素の働きにより、 タンパク質はアミノ酸、炭水化物はブドウ糖、などの栄養素の最終分子の形まで分解されますが、吸収に腸内細菌が大きく関与しています。小腸内壁の絨毛から吸収される栄養素は 腸内細菌の助けによって吸収されるのです。役目を果たした腸内細菌は便と共に排泄されます。つまり食事を消化吸収することで 乳酸菌は減るのです。

乳酸菌は生きているので、生息環境が適していれば増殖が期待できますが、適していなければ増殖しません。それどころか乳酸菌が減ると 悪玉菌が増えます。悪玉菌が増えると日和見菌は悪玉菌に傾くので、腸内細菌の7割以上が悪玉菌という状態になります。
腸という器官そのものが免疫に大きく関わる臓器なのですが、乳酸菌の量が少ないということは 腸の内部の状態がよくないという表れでもあるのです。下痢や軟便になりやすい個体のオーナー様は 要注意です。

乳酸菌のサプリメントや菌食を与えたり、乳酸菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖・果糖などを与えることも有効ですが、腸管に休息時間を与え、その間に乳酸菌の増殖を期待することも 免疫をあげることに繋がるのです。そのために「絶食」が有効手段の1つです。

以前に絶食でトピックにしましたが、「食べる」という行為は身体を疲弊させます。1日2回、口から食事が胃に入ってくると、消化器は 消化器の状態が良くても悪くても 自動的に消化しようと活動し始めます。手作り食ではたんぱく質がメインになるので、含まれる栄養素は たんぱく質と脂質です。胃内でドロドロの状態になるまでに、たんぱく質は6~8時間、脂質は10~12時間かかると言われています。順次、十二指腸に送りだされていきますが、やっと最後の脂質を送りだしたと思ったら、また次の食事内容が胃に入ってくる、という状態になります。

消化管そのものに休息をさせることで、栄養素の消化吸収の効率もあがります。また 乳酸菌の増殖も期待できます。

本来、睡眠時は 細胞のターンオーバー・傷ついた細胞のリペア・傷口の修復などが行われたり、メラトニンやラクトフェリンなどの重要なホルモンが下垂体から分泌されるものなのです。メラトニンはがん細胞を攻撃してくれる重要なホルモンです。しかし、睡眠時に消化管が活発に動いていると 睡眠の質が落ちてしまいます。そして 本来の仕事に使うべきエネルギーを「消化」という作業のために費やすことになってしまうのです。
また、食事を摂る度に腸管内の乳酸菌が減ってしまうのも事実です。

綺羅は2日で1食、という「絶食」サイクルで生活していますが、ほとんどの方はこのサイクルに驚かれます。また、「食べさせない」ということ自体に 拒絶感や罪悪感を感じる方もいるようです。
現在、健康で何の問題もないという個体でも 1週間に1食の絶食はした方がいいと思います。個体の食べる総量は変わりません。「絶食」を摂り入れることで 痩せてしまうこともありませんし、栄養不良になることもありません。

例えば、1日2回、1回200gの肉量を食べている個体の場合、
1週間で 200g×14回食=2800g を食べてますね。これを1食減らして13回食で食べるようにします。
     2800g÷13回食=215g になります。
1回に与える肉量を15gだけ増やして、1週間で1食はいつもと違う食事内容にするのです。菌食として 少しのヨーグルトと乳酸菌サプリ、またはスープなど。お腹がすいて眠れないんじゃ?などと思う方も多いでしょうが、その逆です。絶食を取り入れた日の睡眠の質は格段に上がり、深い眠りになります。
空腹時に胆汁を吐くことを懸念される方は、次の食事の時間を少し早めてあげることで問題は改善するでしょう。
例えば、朝食を抜くのであれば、夕食を夕方4時頃にしてみる、といった具合です。
「絶食」を取り入れる初めは、犬の様子を観察してあげられる日に行ってくださいね。
健康な個体の場合、1日1食~2日で1食の状態まで絶食を進めることが理想です。「絶食」を取り入れることで、散歩や運動などの時間についての配慮も楽になります。通常は食後3時間は活動を制限する必要がありますが、絶食を取り入れた日は 当然ですがいつでも活動可能となるのです。

7日間で1食の絶食がうまくいったら、4日で1食抜く、というように様子を見ながら絶食の頻度をあげ、最終的には1日1食まで減らすことが出来ると理想的です。
1回の食事量が増えることで注意したいことの1つにがあります。1回に食べる食事量が大幅に増えた場合、溶解をスムースにするために塩分が必要となるので、パラパラと塩をかけてあげてください。塩については後日、トピックにします。

※ドッグフードを与えているオーナー様の場合は 絶食を行っても1日1食までが限度です。フードに含まれるたんぱく質量が少ないため、2日で1食まで食事回数を減らすと低血糖を起こす可能性がありますので 1日1食までにしてください。

※1日1食まで食事回数を減らした場合は食後3~4時間、2日1食まで食事回数を減らした場合は16時間、は散歩や運動などの活動はしないようにしてください。一度に大量に胃内に食事内容が入ることで胃捻転の可能性が上がります。静かに過ごさせてあげてください。
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オメガ3とオメガ6

犬や猫の必須脂肪酸である オメガ3とオメガ6。どういう脂のことをいうのかご存知ですか?

オメガ3
非常に酸化しやすい脂です。抗炎症作用があり、アレルギーの個体やガン治療中の個体は特に摂りいれたい脂です。また 体内で抗酸化力を発揮するので、ストレスの多い個体やアクティブドッグ・シニア犬なども多めに摂り入れましょう。

植物性のオメガ3としては エゴマ油・月見草油・グリーンナッツオイル などが一般的に知られています。が、私の師匠の本村先生によれば、「現代の犬猫は、植物性のオメガ3を活性形のα―リノレン酸に変換する能力をなくしている」とのことでした。
そこで、動物性のオメガ3である魚油を与える方がいいのです。サプリメントとしてのEPA/DHAが有名ですね。アジやイワシもEPA/DHAを多く含むので、食事のタンパク源としてこれらの魚をサイクルの中に組み込むことも有効です。ただ、魚食は便が緩くなる傾向になりますが・・・


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サプリメントで魚油を与える場合、必ず遮光ボトルに入っているものを購入しましょう。オメガ3は非常に酸化しやすいのです。このタイプは1錠ずつカプセルに入っているため 酸化の心配はありません。
サーモンオイルなどの液状タイプのボトルを購入する場合は、開封したら2週間で使い切るようにしましょう。また、芽を除いたにんにくを小さく切ってボトルに入れたり、サプリメントのビタミンEをボトルに入れたりして、オイルの酸化を防ぎましょう。GSEを入れても酸化を防ぐことができます。


オメガ6
サプリメントを与えることを考える必要はありません。鶏肉や豚・牛などの動物性の脂肪分はオメガ6です。手作り食の犬猫は特に、オメガ6は十分すぎるほどなのです。

オメガ6過多になると 炎症作用を促進したり、ガンの個体の病状悪化などの可能性が高まります。
オメガ3とオメガ6はバランスがとれているように 配慮する必要があります。



ところで、最近のフードにはオメガ3とオメガ6が配合されているものがほとんどのようです。しかし「フードの原材料に含まれるオメガ3には エトキシキンが100%入っている」というのです。何度も繰り返すようですが オメガ3自身が非常に酸化しやすいので、フードメーカーに納入された段階で既にエトキシキンが酸化防止剤として使われているそうなのです。そのため アメリカの良質フードはオメガ3とオメガ6を混ぜこまずに作られ始めた、とのことでした。
フードを与えているオーナー様も 是非、魚油のサプリメントを与えてあげてください。


我が家では魚油のサプリメントは人間用のものを与えています。基本の量は 単純に体重比率ですが、動物性たんぱく質を食事に与えているので、少し多めに与えます。もちろん 魚がタンパク源の時には 与えません。

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もう1種、毎日の朝の菌食の時に 与えているサプリメントがあります。
グレープフルーツの種から摂ったエッセンスで、非常に抗酸化力が強いサプリメントです。毎日10滴ほど与えています。





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野菜の与え方

本日の犬ごはんの食材
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鶏肉 総計1.6キロ
   ヒメ 380g
   綺羅 720g
   駿薫 500g(現在生後7.5ヶ月 体重15キロ 4.5%で計算しています)

野菜類
   Ⅰ類
    白菜・大根の若菜・カリフラワー
   Ⅱ類
    アスパラガス・人参・ブロッコリー・トマト
   Ⅲ類
    もやし

さて、野菜類について項目に分かれているのが 何故? と思われる方もいるかもしれません。
簡単に説明いたしますと、
Ⅰ類は一般的な野菜。
Ⅱ類は加熱した方がよい野菜。
Ⅲ類はスプラウト(新芽)です。

加熱した方がよいⅡ類にあたる野菜とは、β―カロチンを豊富に含む緑黄色野菜や トマトやピーマンやジャガイモなどのナス科の野菜です。加熱する理由はそれぞれ違います。
緑黄色野菜が持つβ―カロチンは抗酸化作用が期待できるため、ストレスにさらされる機会の多い個体や スポーツドッグ シニア犬 病中・病後の個体は特に摂取したい栄養素です。β―カロチンは脂溶性なので 油で炒めるのが最もお手軽です。生のまま切って瓶詰めにして 油(オリーブ油やグレープシードオイルなど)に漬け込み、4日ほどおいてもβ―カロチンを抽出することができます。蒸した野菜にオイル(オリーブ油やグレープシードオイル、ごま油など)をかけてもよいですが、油に溶けだすまで少し待ちましょう。

ナス科の植物はアルカロイドという毒性を含みます。また、ヒスタミンに似た作用をもたらすため、寄生虫感染の個体、関節痛やアレルギーのある個体は摂取しない方がよい野菜類です。症状を悪化させる可能性があります。ヒスタミンに似た作用は 加熱することで消すことが出来ます。また、アルカロイドの毒性も加熱により消えるのです。

Ⅲ類のスプラウトについて
スプラウトとは新芽のことを言います。植物の種子が芽を出し一人前に育つために 種子は蓄えていた栄養素を最も吸収しやすく変換させる時なのです。また 酵素を大量に有している時期でもあります。
例えば、大豆を食べる時に長時間煮込まなければ消化不良を起こしますが、それは植物自身が自分を守るために身に付けた手段なのです。そうした経験を繰り返した捕食者は大豆を食べようとしなくなるというわけです。ですが、大豆自身の子孫である「もやし」を大きく成長させるために 大豆は蓄えている栄養素を吸収しやすい形に変換するのです。ですから 栄養素を効率よく摂取するには 大豆そのものを食べるよりは「もやし」を食べた方が効率がよく そのうえ安価なのです。
ちなみに ブロッコリースプラウトはブロッコリーを食べるよりも抗酸化力は50倍も高いと言われています。少量で高価ですが、たくさん食べる必要はない と言うことですね。

今日は写真に残すためにⅠ~Ⅲ類まで取りそろえた食事になりましたが、通常はこんなにキチンと作りません(笑)
大体 Ⅰ類とⅢ類(1種類だけ)だけです。


~野菜の与え方~
私は超アバウトな性格なので、あまりキチンとご飯をつくりません(笑)
普段は Ⅰ類の野菜はザク切り、Ⅲ類の野菜はそのまま与えています。
Ⅱ類の野菜は小さく切ります。理由は加熱時間を短くしたいからです。

我が家の犬達は ヒメで6年半 綺羅は5年半 駿薫もウチにきてから半年近く 生食です。ずっと生食を食べている犬達は消化器管が徐々に丈夫になっていきます。そのため ザク切りの野菜も上手に消化できるようになります。
ですがドッグフードを食べ続けてきた個体の場合は おそらく野菜がそのまま便に残ってしまうと思います。そうした食事の消化に慣れていないためです。元々、肉食獣にとって植物は消化しにくいのです。自ら植物を食べずに、草食動物の消化器管内に こなれた状態で残っていた植物を食べていたのが植物摂取の方法でした。
植物のみが持つ細胞壁は 臼歯を多く持たない肉食獣にとっては消化に困難なのです。

生食を始める場合、または消化が上手くいかない場合は フードプロセッサーで粉砕することをお薦めします。
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左がⅡ類、右がⅠ類です。

Ⅱ類は今日は オリーブオイルで炒めました。
※オリーブオイルを用いる場合、必ずピュアオイルまでのグレードのものを使用してください。ヴァージンオイルやエクストラヴァージンは非常に酸化しやすいので 絶対に加熱せずに そのまま食事にかけて与えてください。グレープシードオイルや魚油も同様です。

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器の大きさがそれぞれ違うので分かりにくいと思いますが、左上がヒメ(肉量 380g)・右上が綺羅(肉量 720g)・下が駿薫(肉量 500g)です。野菜の配分は綺羅が基本です。肉量に対して見た目で野菜が3割程度。

ちなみに我が家では野菜を毎日与えていません。
綺羅は2日に1食しか食べませんし、いろいろな種類の野菜を与えたいこともあり、野菜を摂取させる機会を少なくしています。大体、4日に1回のペースです。それで、この量なのです。
毎日1回食事を摂るヒメと駿薫は 4日おきにしか野菜を食べない ということです。

チワワなどの超小型犬のオーナー様にとっては 野菜の種類を多く与えたいけれど 与えるべき量が少なくしなくてはならないので作るのが大変。と言われる方も多くいらっしゃいます。1食をキチンと作るのではなく、4~8食で野菜を与える周期を考えれば、野菜の種類を多くすることが可能です。

完璧でない食事に敢えてする理由は 以前にトピックにしました。完璧でない食事
また、手作り食で要注意なのが 野菜過多 です。野菜が多すぎると シュウ酸結石を誘発する可能性があります。

また、一度に大量の野菜をプロセッサーで粉砕し冷凍保存するケースをよく耳にしますが、お薦めできません。理由は 冷凍することにより栄養素がなくなることと、解凍の際に栄養素が変性することです。栄養素がなくなること自体はサプリ等で補うこともできるし 食物繊維の摂取はできる と考えることも出来ますが、栄養素の変性は受け入れられません。身体に悪影響を及ぼす可能性があるものを 敢えて食べさせること自体に意味がありません。収容施設や動物病院など 多くの動物がいる場合を除き、こうした食事は避けるべきでしょう。
野生狼が凍った野菜を食べていたのも事実です。ですが、凍っていてもこれらの野菜は細胞壁に守られていたのです。プロセッサーで粉砕された野菜は 本来の姿ではありません。上に参照したⅠ類の粉砕写真を見ても分かる様に、細胞内に蓄えられているべき組織液は流失しているのです。

最近は 生食ユーザーが増えたこともあり、冷凍状態のパテが商品化されていますがお薦めできません。上記のような理由からです。お手軽であるのも事実なので、野菜が混じっていないタイプのものを購入し、野菜・果物はご自身で与えるように工夫されると便利と思います。


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