犬ごはん 猫ごはん

犬や猫のための手作りごはん

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猫ごはん

猫は完全肉食と言われる動物です。食事の9割~10割、動物性たんぱく質が通常です。
その昔、日本では「ネコまんま」という代物がありました。余り飯に鰹節を混ぜ味噌汁をかける、というスタイルです。何故、これがネコまんまなのか謎です。手早く空腹を満たす食事としては人間には有効ですが、ネコの食性にはまったく合っていません。何より、メインになるのが「白米」です。ネコは植物性の食材を消化吸収するのが苦手なのです。

猫の食事を考えるうえで、猫の生態や身体の仕組みを知る必要があります。

本来、猫は砂漠地帯に生息する動物でした。つまり、水分の摂取が元来少ないのです。水が豊富にない地域で生きながらえるために、猫は捕食した動物の血液から水分摂取していました。これはとても効率的な水分の摂取方法なのです。
暑い季節に犬の水分摂取量は増えますが、普通の水を与えた場合、体内細胞には吸収されず消化器を通過して排泄されるだけです。体を内側から冷やす、という意味では有効ですが、細胞の渇きは充たされません。細胞に吸収させるには水分の塩分濃度が0.9%である必要があります。これは太古の海の塩分濃度と同じで、市販されているスポーツドリンクなども大体この塩分を保有しています。
すべての動物の体細胞組織液や血液の塩分濃度も同じです。病院で使われている生理食塩水も同じ。
猫が捕食動物の血液から水分摂取していたことは、理にかなっているのです。

ちなみにドライフードの水分含有率は大体10%以下です。ドライフードは猫の嗜好性を増すために塩分を味付けしています。本来、水を飲まないはずの猫がこうして水を飲むようになるのです。8歳を過ぎた猫の下部尿路疾患が多い原因の1つです。腎臓のオーバーワークなのです。

次に、猫用ドライフードの成分にも問題があります。
猫は完全肉食なのです。植物が生息しにくい砂漠に生息していたのだから当然です。
しかし一般市販されているドライフードの主成分は、大豆・トウモロコシ・米です。成分表記は含有率の高いものから順に記載されています。チキンや魚が第一項に挙げられているフードはほとんどありません。
肉食動物の泌尿器は酸性を保つのが通常です。しかし植物はアルカリ性なので、植物性食材を多く含むフードを食べる猫の泌尿器はアルカリ性に傾くのです。酸性であることで細菌感染などを防いでいるのに、アルカリ性では感染しやすくなります。

では、水分も適度に保ち、たんぱく質含有も多い缶詰なら、いいのでしょうか。
ドライフードよりは猫の体の負担は少ないと言えます。しかし、缶詰に含まれる化学物質に問題があるのです。
家具やカーテン・ラグマットなどに混入されている化学物質の1つにPDPEというものがあります。これは不燃・耐燃性物質と言われ、火災を防ぐために近年販売されている家具やカーテンなどにはほとんど塗布されています。室内の空気中に少しずつ流出したPDPEは、人間の場合は呼気から体内に取り込まれます。猫の場合は呼気と共に、毛づくろいによっても取りこんでしまいます。
PDPEが体内で蓄積されると 甲状腺機能亢進症になることが分かっています。

このPDPE、何故だか分かりませんが猫缶に入っているのです。それも、魚メインの缶詰に。しかし、日本で売られている猫缶のほとんどは魚メイン(まぐろ・カツオ・アジなど)です。チキン・ビーフが主成分の缶詰はほとんど見ません。モンプ○などは、ターキーやビーフ、チキンの缶詰を販売していますが、缶を開けてみると肉片を視認できないほど加工され過ぎているのが現状です。

やはり、手作り食・生食が理想です。
しかし、猫に手作り食へ移行させることは、犬と違って難しいのです。

何故、猫は食べたことがないものを食べようとしないのか。
その理由は猫の肝臓にあります。
人も犬も、肝臓は解毒を行います。ですから、有害物質は肝臓に蓄積していくのです。しかし、猫の肝臓は解毒能力が非常に低いのです。
例えば、傷んだ食品を食べてしまった場合、身体は嘔吐や下痢などの症状を起こして有害物質を体外に排斥しようとします。排斥しきれずに腸から栄養分と一緒に吸収されてしまった場合、肝臓がふるいにかけるのです。ふるいにかけられた後、無害の物質は血液と共に体内を巡ります。
猫はこの「ふるい」の機能がありません。もし有害なものを食べてしまったら、嘔吐出来ない場合は有毒物質は血液と共に体内を巡ってしまい中毒死するのです。ですから、少しでも鮮度の落ちた肉・魚は食べようとしないし、食べたことのないものも敢えてチャレンジしようとしないのです。

初めは、軽くあぶった肉・魚類を与えることから徐々に移行していくことをお薦めします。少し火を通すことで匂いがたち、食欲を刺激します。
また、香ばしい香りを好むので、炒ったナッツ類を粉状に砕いてまぶしたり 少量のごま油やたまり醤油などをかけたりしてみてください。
野菜類については、元来は捕食した動物の内臓の中に入っていた植物を食べていた程度で、自ら植物を食べていませんでした。人参やかぼちゃなどの匂いの少なめの野菜を粉砕して、肉類に混ぜてみてください。どうやっても野菜を食べない場合は、ビタミンAの補給のために肝臓や心臓を少し多めに与えるようにしてくださいね。



我が家のカエデが生後半年頃の映像です。ひきとって3ヶ月くらいの頃です。食事用の手羽先を解凍し忘れて、オーブンで30秒ほど炙りました。仔猫でもちゃんと上手に骨も食べます。
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完璧でない食事

完全肉食と言われる猫の食事に比べて、犬の食事内容は雑多です。
野菜を食べたがらない猫の場合、野菜から得るはずのビタミンは内臓から摂取する必要があります。犬の場合は雑食なので猫よりは、主タンパク源以外のものも食べさせることは難しくないと思います。ところで犬に、内臓や骨はどう与えるのがいいのでしょうか。

猫:
たんぱく質(肉類や魚類)9割
その他(野菜など)1割

犬:
たんぱく質(肉類や魚類)6割~7割
その他(野菜・果物・海藻類など)3割~4割

これが一般的な食事内容です。
犬の食事の場合、もっと完璧な食事内容は下記のようになります。

犬:
たんぱく質(肉類や魚類)5割~6割
内臓類(心臓・レバー・腎臓など)1割~2割
その他(野菜・果物・海藻類など)3割

たんぱく質の1割~2割程度に骨を混ぜれば、さらに完璧な食事になります。

しかし私は、こうした食事を作ることをお薦めしていません。これはバランスのとれすぎた食事なのです。敢えて、こうした完璧な食事を与えるとすれば、終焉末期の個体・または余命いくばくかの個体に対してです。

上記のようなバランスのとれた食事内容の説明をしたうえで、手作り食をされたい方にお薦めしている食事内容は下記の通り。

1日2食の場合
たんぱく質(肉類)7割~8割:1週間で10食
内臓(心臓・腎臓・レバーなど)7割~8割:1週間で4食
その他(野菜・果物・海藻類など)2割~3割:1週間で14食

これが基本となります。
例えば、体重20キロの成犬の場合、1日の食事量は
20キロ×3%=600g です。
600gの7割~8割は、420~480gですから、肉類・内臓類を1回の食事で210~240g、その他を60~90gとなります。210~240gの肉類のうちの10~20%を内臓類にすると、21~48gとなるのですが、傷みやすい内臓をこんなに少量、しかも毎食、そろえるのは大変です。ですから、筋肉を与える日と、内臓を与える日で分けてしまえばいいのです。1食を完璧に作るよりも1週間~10日間を1つのサイクルととらえて、そのサイクルの中でバランスがとれるようにするのです。

完璧でない食事は健康を害するのでは??
と、思われる方がほとんどでしょう。しかし、完璧な食事こそ、健康を害します。

身体はスーパーコンピューターのようによく出来ているのです。
みなさんから最も質問されることの1つに「骨はどれくらい与えたらいいの?」というのがあります。
骨は消化吸収されるとカルシウムは血液中に流れ込みます。血中カルシウム量が多すぎると、甲状腺からカルシトニンというホルモンが放出されます。このホルモンにより、過剰なカルシウムは排泄されます。骨を大量に与えると翌日、便が白っぽく硬くなるのはそのためです。
また血中カルシウム量が足りない場合、副甲状腺からパラソルモンというホルモンが放出されます。このホルモンの働きにより身体の骨からカルシウムを流出させて足りないカルシウムを補ったり、体内からのカルシウムの排泄を抑制したりします。骨から流失したカルシウムは、カルシウムが体内に入ってきた時にきちんと修復されます。
身体はこうした働きを自然に行っているのです。

でも、いつも完璧な食事を摂っている個体の場合、こうしたホルモンを産出する必要がありません。脳がこれらのホルモンを作る必要がない、と判断してしまうと、これらのホルモンはもう産出する能力そのものを失います。甲状腺のために使うはずだったエネルギーをもっとほかの部位に有効活用しようとするためです。
こうなってしまった犬が骨を食べた場合、過剰なカルシウムを排斥することも出来ませんし、災害時などで食事を得ることができない場合に骨からカルシウムを流出させて活動することも出来ません。

身体は常にストレスにさらされる必要があるのです。

単純に、体重20キロの犬の場合、1日に必要な骨の量は手羽元2本程度です。しかし、この骨から、ちゃんと、どれくらい、カルシウムを消化吸収できるかどうかは、その個体によるのです。また、本当にその個体がどの程度のカルシウムを必要としているかどうか、厳密には誰にも分かりません。その子のライフスタイル・年齢などによっても、必要量は変わってくるはずだからです。
だからこそ、完璧すぎない食事である必要があるのです。

骨を与えても便が通常便であったのなら、過剰ではない、ということです。
久しぶりに骨を与えたのに、白っぽくて乾いた固い便なら、過剰である、ということなのです。

内臓も同様です。
内臓を与える一番の理由は動物性のビタミンAの摂取のためです。低カロリーで高タンパクな内臓はシニア犬には適していて(シニア犬は眼の疾患が出やすいこともあり)、1週間で4食から8食まで増やしてもいいと言われています。
しかし、これも個体によってです。体重の推移、便の状態などを見ながら、自分の犬に合っているのはどの配分なのか、をよく見極めてくださいね。
全体食事量でさえ、単純に、体重×3%ではなく、アクティブドッグの場合なら4%で計算する必要があるかもしれません。
個体に合った食事、ということが何よりも大切です。


1食は完璧でないけれど、1週間~10日のサイクルではバランスがとれている。これが私がお薦めする手作り食です。

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